7/15 北村透谷 読書会(第6回)『各人心宮内の秘宮』開催のお知らせ 

7月15日(土) 16:00〜、バー 祇園或いは、「」 にて、
『各人心宮内の秘宮』北村透谷読書会が開催されます。

皆様、こんにちは!この度、私たちむすびらきでは、北村透谷の詩や評論に触れ、その文学的影響を深く理解しようとする読書会を開催します。明治時代の文壇を牽引した透谷の作品に、共に耳を傾けましょう。

この読書会では、北村透谷の『各人心宮内の秘宮』を取り上げます。

理想と現実の矛盾に苦しみながらも、独自の文学世界を築いた透谷の功績をみんなで讃えましょう。

*読書会は、オンラインでもご参加いただけます。むすびらきのオンライングループDiscord

北村透谷 とは? 明治期の評論家・詩人、北村透谷の人生と影響

明治時代の評論家・詩人である北村透谷(本名:北村門太郎)は、近代的な文芸評論を行い、島崎藤村らに多大な影響を与えました。彼は神奈川県小田原市で生まれ、幼少期は厳格な祖父と愛情薄い継祖母に育てられました。このことが、彼の性格形成に大きな影響を与えたと言われています。

東京専門学校(現・早稲田大学)政治科に入学後、民権運動に参加しましたが、過激化する運動から離れました。1888年に洗礼を受け、民権運動家石坂昌孝の娘ミナと結婚し、翌年には長編叙事詩『楚囚之詩』を刊行しました。

1892年に発表した『厭世詩家と女性』で文壇に登場し、1893年には島崎藤村、星野天知らと雑誌「文学界」を創刊。彼らの浪漫主義運動を主導しました。恋愛至上主義的な考えが特徴的で、文学は世俗的な功利を求めず、人間性の深い真実をこそ求めるべきと主張しました。

『人生に相渉るとは何の謂ぞ』、『内部生命論』、『漫罵』などの評論を次々に発表しましたが、理想と現実の矛盾に苦しみ、1894年に自ら命を絶ちました。

北村透谷の生涯は短かったものの、その思想や作品は後世に大きな影響を与え、現代の文学界にもその名が轟いています。

今回は透谷自身の思想がわかる『各人心宮内の秘宮』を取り上げます。販売

各人心宮内の秘宮

今回の読書会で読む項目の「各人心宮内の秘宮」は青空文庫でも読めます。

イベント詳細

📅 日時: 7月15日(土) 16:00〜
📘 主題: 「 各人心宮内の秘宮 」
📍 場所: バー 祇園或いは、「」

💻 オンラインでも参加可能です: Discord

読書会では、参加者が持ち寄った知識や意見を交換し、一緒に考えていくことが大切です。ぜひ、この機会に北村透谷の思想や哲学について学び、新たな発見をしてみませんか?

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

参加方法

むすびらきの読書会には、直接対面形式の他に、オンラインでもご参加いただけます。
どちらでも参加しやすい方をお選びください。

直接ご来店の場合

開催日時に、バー 祇園或いは、「」にお越しください。京阪電車、祇園四条駅が最寄りです。
店頭では、1ドリンクのご注文をお願いいたします。

オンラインでの参加の場合

むすびらきのオンライングループDiscordにご登録の上ご参加ください。

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アクセス

BAR 祇園 或いは、「 」

飲み屋でありながら飲み屋でない、日常と非日常の狭間の空間。真剣な対話や議論に相談、愉快な会話まで色々。京都祇園北側

〒605-0062
京都府京都市東山区
林下町422 円山ビル 5階B号

アクセス

  • 京阪電車、祇園四条駅から徒歩7分。
  • 京阪電車、三条駅から徒歩10分。
  • 阪急電車、四条河原町駅から徒歩8分。
  • 地下鉄東西線、東山駅から徒歩10分。

まとめ 北村透谷読書会 感想

今回取り上げた『各人心宮内の秘宮』は、透谷が仏教の影響も受けて書いているのではないかと感じる箇所を多く感じました。また「秘宮」の発想が聖書の『狭き門』の発想であることも判明しました!

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。 しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」マタイ福音書第7章から引用。

この記事を書いた人

むすびらき

『「雅び」─あそび、たのしむ。Eleganti mente, ludamus, fruamur』を理念とし、私たちむすびらきは、あそび、たのしみつつ、
故き心を温ね、新しき文化を恢弘します。