1/19「古今和歌集を詠む会」開催のお知らせ 

1月19日(金) 19:00~21:00、レンタル・イベントスペース たて680にて、
『古今和歌集を詠む会』が開催されます。
参加費:500円(当日会場にてお支払い)

私たちの次回の読書会は、日本の古典文学の一つである「古今和歌集」を対象に設定しました。今回のテキストは『新版 古今和歌集 現代語訳付き』訳注:高田 祐彦となります。皆様には、深遠で美しい日本の詩を新たな視点から読み解き、その魅力を再発見していただけることと存じます。

「古今和歌集」は、日本で初めて編纂された勅撰和歌集で、905年に完成しました。約1100首の和歌が収録されており、古代から中世の日本人の感情、心情、風景、季節、風俗、そして哲学までが詩的に表現されています。

今回のテキスト、『新版 古今和歌集 現代語訳付き』は、原文の世界をそのままに、現代の日本語で表現した訳注が付いています。また、訳者である高田祐彦氏による豊富な注釈が、詩の背後にある深い意味や、その時代背景を理解する手助けとなります。

読書会では、古今和歌集の一節を共有し、その意味や感動を語り合う予定です。皆様が日本文化の一端を感じ、和歌の世界に触れることで、日常生活に新たな視点を持ち帰れることを願っています。

一緒に古典の世界を旅し、新たな発見と感動を共有しましょう。皆様の参加を心よりお待ちしております。

古今和歌集 とは?”千年を超えて語り継がれる古今和歌集の世界”

古今和歌集は、日本初の勅撰和歌集で、平安時代初期の905年に完成しました。その名の通り、「古(こ)」と「今(こん)」の和歌を集めたもので、全20巻、約1100首の和歌が収録されています。

この和歌集は、時代や作者の階級を問わず、多様な和歌を選び出した初の試みであり、その選考範囲の広さが評価されています。内容的には恋愛、自然、季節の移り変わりなどの情緒が表現されており、平安時代の風俗や価値観が垣間見える作品となっています。

また、古今和歌集は、詩人の心情や風景描写が詠み込まれた情趣豊かな作品であり、その美しさと深遠さから和歌の魅力を多面的に感じることができます。恋愛における悲哀、自然への畏敬、季節の美しさや哀れみ、人間の生死に対する思索など、人間の根源的な感情と自然との関わりが繊細に描かれています。

さらに、古今和歌集は、平安時代における文化や風俗、風景、哲学などを如実に表現しています。和歌は、文字通り「和」の「歌」であり、詩人たちはその言葉によって当時の日本の社会や文化を詠んだのです。これらの詩からは、1000年以上前の日本人の生活や思考、価値観を垣間見ることができます。

今回のテキスト、『新版 古今和歌集 現代語訳付き』は、そんな古今和歌集の原文を忠実に現代語に訳し、各歌の背後にある意味や感情を解釈した注釈が付いています。訳者の高田祐彦氏による解説は、古今和歌集が持つ深い情感や豊かな象徴性を理解し、感じる手助けとなることでしょう。

これらを踏まえて、読書会での深い討論と理解の共有をお待ちしています。皆様が古今和歌集の奥深さとその魅力を感じ、和歌という日本の伝統的な表現形式を通じて、新たな視野や洞察を得られることを心から願っています。

古今和歌集

テキストは『新版 古今和歌集 現代語訳付き』訳注:高田 祐彦となります。

日本人の美意識の原点『古今和歌集』を、もっとも詳しく、わかりやすく解説。

日本人の美意識を決定づけ、『源氏物語』などの文学や美術工芸ほか、日本文化全体に大きな影響を与えた最初の勅撰集。四季の歌、恋の歌を中心に1100首を整然と配列した構成は、後の世の規範となっている。

イベント詳細

📅 日時: 1月19日(金) 19:00〜21:00
📘 主題: 新版 古今和歌集 現代語訳付き』訳注:高田 祐彦
📍 場所: レンタル・イベントスペース たて680

過去に参加された方々は、大学生·大学院生·社会人など会員•非会員問わず幅広い年齢の方にご参加いただいております。

『古今和歌集を詠む会』では、このイベントが始まってからはまず仮名序を読み終え、それから歌集の編纂されている順番に歌を読んでいっています。

古今和歌集の歌を参加者が読み、それに対する感想や気になったことを言い合います。
その後でチューターが、歌が詠まれた時代のことなどの補足をし、次の歌を読んでいくような形で進んでいきます。

それぞれの方の歌の捉え方も聞くことができて、とても刺激的な和歌詠みの会です。

日本の美意識を知るきっかけになれます。

参加方法

むすびらきの読書会には、直接対面形式でご参加いただけます。

開催日時に、スペースたて680にお越しください。
当日、会場にて参加者500円を徴収いたします。

この記事を書いた人

むすびらき

『「雅び」─あそび、たのしむ。Eleganti mente, ludamus, fruamur』を理念とし、私たちむすびらきは、あそび、たのしみつつ、
故き心を温ね、新しき文化を恢弘します。